どうも、平日も頻繁に現場に通っている白井です。
どんどん家が出来上がってきて楽しい!
この記事では、上棟から金物検査完了までの流れとチェックポイントをまとめました。
- 上棟後から金物検査までのチェックポイントは?
- 上棟後に実際に大工さんとどんなやり取りをしたか?
これらを知りたい方には、特に参考になります。
特に大工さんは家づくりに関わる期間が一番長いです!
可能なら話せる関係になるといいですよー
我が家が実際に体験したことを踏まえて解説しますので、ぜひ参考にして頂けたらと思います!
59日目 屋根工事 ルーフィングが敷かれる
上棟の次の日には、2階部分の屋根にルーフィングが敷かれました。
ルーフィングとは、瓦などの屋根材の下に敷く防水シートのことです。
ルーフィングが敷かれると上からの雨を防げるようになるので、とりあえず安心できます。
ルーフィングが雨を防いでくれる!
チェックポイントとしては、ルーフィングの重ね代が十分かが挙げられます。
上下方向は100mm以上、左右方向は200mm以上だそうです。
しかし施主が確認するのは、無理なので詳細については、信頼するしかないです。
できたとしても、下から見える範囲で施工をチェックして違和感がないかぐらいです。
難しい…
もし不安な場合は、ホームインスペクションの専門業者に見てもらうことも視野に入れてください。
※我が家は断熱材の施工については、ホームインスペクションを入れました。
住宅コンサルティングのアネストに依頼しました。
新築の工事についても診断するコースがあります。
コストはかかりますが、不安な方は入れるといいと思います。
63日目 金物工事・間柱・筋交い工事が進む
上棟日に建てた柱の間に、間柱や筋交いができてきました。
筋交い-すじかい- とは、柱と柱の間に斜めに施工する部材のことです。
間取り図にも記載があります。
間柱-まばしら-は上棟したときの大きな柱と柱の間に施工する柱のことです。
内外壁の下地材のために利用されるようです。
間柱は上の重さを支える柱ではないので、上棟したときのメインの柱と太さが違います。
窓が入る部分には枠が作られています。
上棟して家の形がわかりましたが、ここで窓の位置や大きさも確認できるようになります。
窓の形がわかる!
間取りと照らし合わせておおよその配置をあわせておくと安心です。
また窓の高さはこの段階ならまだ調整できる可能性があります。
気になっている部分は監督と相談しましょう。
現場だとイメージしやすいですよ
吹き抜け部分は、はしごと鉄板で渡れるようになっていました。
大工さんには、
上が見たければ上がってきてもいいよ
と言われました。
登る場合は、このはしごを使うので、気を付けて登ってください。
柱と柱・土台をつなぐ金具を取り付ける工事が金物工事です。
地震に強くするために必要不可欠な部品です。
筋交いは耐震性能を担保する重要なポイントです。
チェックポイントは、接合部です。
施主ができる範囲のチェックは、筋交いと柱の接合ポイントにすき間がないかをおおよそ見ておけば間違いないです。
65日目 瓦屋根設置 防虫・防蟻処理
瓦屋根が搬入されました。
屋根にはしごが掛けられ、屋根に瓦を運んで上で作業するそうです。
行ったときはちょうど休憩中で、屋根担当の奥さんも来ていて栗をもらいました。
もし雨が降った場合は、ぜひ2階に上がらせてもらって、室内から雨漏り跡がないか確認してみてください。
まだ天井や断熱材がないので、内部がよく見えます。
2階屋根裏をチェックできるチャンスです
防蟻処理もしてありました。
1階の腰高くらいまでの高さと脱衣場の床が赤く変色していました。
赤く変色している部分が防蟻処理された部分です
柱だけかと思っていたのですが、湿気が溜まりやすいお風呂前の部屋についても処理するようです。
※全棟かどうかは不明ですが我が家の場合です
県民共済住宅はヒノキの柱を使っています。
ヒノキはシロアリに強い材質だそうです。
違う会社だとヒノキに防蟻処理をしないケースもあるようです。
県民共済住宅は標準で対応してくれるので、クオリティが高くて安心できるなと感じました。
69日目 透湿防水シート&窓 施工
外に構造用合板と防湿シートが貼られていました。
また窓も設置されていました。
窓ですが、間違えて搬入されていました。
なんと・・・
縦辷り窓のオペレーターハンドル予定の場所にグレモンハンドルの窓が付いていました。
すぐ監督に連絡して対応してもらいました。
もし施主検査の段階で発覚したら、対応不可かあるいは対応可能でも断熱欠損の原因になっていました。
APW330が人気で納期が遅れているようなので、もし間違いがあった場合、早めに言うことが大切です。
吹き抜けの窓からは光が入っていていい感じでした。
吹き抜け部分は鉄の橋が渡してありました。
カイジの橋渡りのシーンがなぜか連想されたので、吹き抜けの施工は私には到底できない作業です。
大工さんはすごい!
金物工事も順調に進んでいました。
金物もチェックが難しいです。
不安な場合はホームインスペクションで調査をお願いするといいでしょう。
県民共済住宅も 一般財団法人さいたま住宅検査センター に調査依頼しています
72日目 金物検査
金物検査の日がやってきました。
県民共済住宅は、一般財団法人さいたま住宅検査センターに依頼しています。
1階の屋根ですが、とてもしっかりした作りに素人目には見えます。
少し部材に節が多い気はしますが…
和室です。
検査担当の方は、金物の配置図をもとに一つずつ点検されているようでした。
可能なら立ち会うといいでしょう。
監督に確認すれば何時から始まるか教えてくれます。
ですが、検査の方は早く来る傾向にあります。予定時間の15分前から開始してたので、早めに来ることをおすすめします。
立ち会ったからといって、施主が何かできるわけではありませんが。
施主が現場にいる方が、少しでもしっかりチェックしてくれるかなと考えて行きました。
施主のチェックがしにくい工程ですが…納入品についてはしっかり確認を!
以上が上棟後から金物検査までのまとめでした。
施工具合をチェックするのは、施主では難しいと感じました。
ですが、ここからの工程すべてに言えることですが。。。
瓦の仕様であったり、窓の仕様については施主が決めたものなので間違いがないかチェックしましょう。
仕様については逐一チェックできますよね!
監督は何件も掛け持ちしているので、施工中に気づいてくれることを期待するのはリスキーです。
早めに指摘できれば、修正できるものも、完成間近だと対応できないケースもあります。
施工・仕様ミスは早めに気付いて報告したい!
施主自身も自分の家の監督になった気持ちで大工さんと話したり、家のチェックをしたりすると大きな施工ミスはなくなると感じました。
▼全工程のまとめが気になるかたは、この記事が参考になります!
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