回遊性間取りの落とし穴!デメリットも考えた間取り作りを!

回遊性ある間取りの落とし穴
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ハウスメーカーでよく勧められる回遊性間取り

よくハウスメーカーの宣伝で回遊性間取りを売りにしている物をよく見ます。

確かに回遊性があることで生活動線が良くなったり住宅の可能性が広がるのでメリットが大きいのも事実です。

では果たして回遊性間取りをたくさん入れればいい住宅ができるのでしょうか?
これについては No と言わざるを得ません。

例えば以下の間取りを仮想ですが作成してみました。

赤い部分が回遊間取りになっています。和室にいてもリビングにいてもすぐ外出できそうですね。
でもそもそも和室から廊下に出て外出する場面が少ない場合、わざわざドアを設ける必要があるのでしょうか?

回遊性のある間取りのデメリット

回遊性のある間取りのデメリットは、回遊性のある部分については通路としてしか使用できないという点にあります。
つまり住宅の居住空間と収納のバランスが悪くなる恐れがあるということです。

確かに大きな家を建てるのなら回遊導線をたくさん入れて、収納もたくさん設ければ問題ないでしょう。

ですが限られたスペースの中で家を建てる場合回遊動線はむしろ収納の場所を削ってしまう要因にもなりかねません。

先ほどの間取りの例ですが、まずは回遊同線をやめてみます。

回遊同線として通路にしかなっていなかった部分が収納に生まれ変わりました。

和室から廊下に出ることがあまりないのでしたら、無理に回遊同線にせず、収納などのスペースに活用したほうが無駄がないと感じませんか?

さらに使い勝手を考えてみる

余談ですが、回遊同線を入れるとしたらどこがいいのでしょうか?

私ならここに回遊同線を入れるといいのではと考えます。

キッチン横にドアを設けました。

すると、

  • 階段→洗面
  • トイレ→洗面
  • 洗濯→階段

上記の導線がキッチン横のドアから行われます。

こちらの回遊同線を設ければ便利になりそうですよね。

大事なのはバランス!自分自身で必要なのか考える

大事なのは回遊動線が本当に必要かどうかを一度検討して採用することです。

白井

ドアを減らして収納部にしたほうが便利なら、収納部を作ればいいでしょう!

全ての部屋を回遊導線にすればいいというわけではありません。
実際に住んだことを考えて、回遊動線ではなく収納を設けた方が良いと判断することも必要だと思います。

また最近のユーチューバーは、回遊動線を強調する方が多いですが、今一度自分自身がどうなのかを考えることをお勧めします。

答えはあなたの生活スタイルの中にあります。

参考になれば幸いです。
それではまた!

間取りプランの作成から、立体化して3Dで壁紙や床材、家具などのプランニング

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