どうも、断熱材の施工をこだわりたい白井です。
この記事では、金物検査後から断熱検査完了までの流れとチェックポイントについてまとめました。
- 特に重要な断熱材のチェックは?
- 実際に大工さんとどんなやり取りをしたか?
特に断熱材の施工は重要な工程です!
我が家が実際に体験したことを踏まえて解説しますので、ぜひ参考にして頂けたらと思います!
74日目 電気配線工事
電気配線工事が始まりました。
配線は組んでから現場に来るようなので、あっという間にできました。
コンセントボックスやスイッチ類についてもこの時点で場所が決まります。
県民共済住宅は外壁面のコンセントについては、防気カバーが使われます。
ですがこの時点では使われていませんでした。
正しい施工方法は、断熱材施工前に防気カバーもあわせて取り付ける方法です。
施工方法について、指摘していればもっと気密性が高い家にできたかなと少し後悔しています。
(防気カバーが使われているのは確認しています)
それとも県民共済住宅では先にコンセントボックスを付けておいて、後の工程で別で防気カバーを付けるのが標準なのでしょうか?
詳細は不明です。
※1/29 追記
県民共済住宅ではコンセントボックスの中に防気カバーを取り付けるのが標準だそうです。
こちらの動画で2種類のサイズがあることを始めて知りました。私も気になる部分は、防気カバーを付けたいと思います。
また旅と家ブログにも詳しくありましたので、参考になると思います。
コンセントの高さで1箇所ミスがあったので、この時点で気づければまだ修正できたなと後悔しています。
配線は綺麗にまとまっていて丁寧な仕事だなと感じました。
お風呂の基礎には断熱材が施工されていません。
県民共済住宅ではこれが標準です。
監督も「ユニットバス側でしっかり断熱パックが付いています!」と自信満々に答えられていたので、反応に困りました。
オプションで高断熱仕様と謳うなら、お風呂は基礎断熱にして欲しいところですが。。。
2階水回りは嫌だったので、検討していませんが2階お風呂の場合は断熱されたところに施工されるそうです。
1階にお風呂がある場合は、冬はお風呂の床が結構冷えます
78日目 断熱材施工
大工さんが断熱材を施工していました。
大工さんには、
窓まわりにもしっかり断熱材は施工されますか?
と質問しました。
もちろん施工しますよ
との回答だったので、安心しました。
作業を見ていると丁寧に施工しているように素人目には見えました。
うちは大工さんが当たりだったなといろんな場面で感じます。
袋から出た断熱材があったので撮影。
我が家はオプションの断熱材にしています。
吹き抜けの断熱材
くまなく見ましたが、すき間はないように感じます。
寝室。
同じくすき間は見当たらずです。
窓周りはサッシが付いてから確認します。
場所によっては、照明の位置などが記載されていました。
玄関横の柱同士のすき間もカットした断熱材と透湿防水シートを貼っていました。
一部サッシと柱の間の断熱材が施工されていました。
奥にしっかり押し込まれて施工されていました。
もっとパンパンの入れて欲しいような感じはしますが、しっかり入っていることは確認できたので良しとしました。
以前あった吹き付け断熱のオプションが人気だったのは、グラスウールに比べて充填がしっかりされやすいからだと感じました。
特にグラスウールは、施工する人の腕に左右される断熱材です。
断熱材のチェックですが、
- 端を重点的に見てすき間がないかをチェックする
- 上部は重みですき間ができる場合があるのでチェックする
- 窓サッシ回りも施工されているか?
- 透湿防水シートに破れはないか?
- 間柱部分は透湿防水シートの重ね代があるか?
- 実際に触ってみて密度があるか確認する
上記が施主レベルでチェックできることです。
現場が暗いこともあるので、懐中電灯などで照らしながらみていくとよりわかりやすいです。
違和感があれば、写真におさめて監督に報告しましょう。
我が家の場合、透湿防水シートの破れがあったので、指摘して気密テープで補修してもらいました。
また断熱材の施工方法については、動画でわかりやすいものがありますのであらかじめ見ておくと勉強になりますよ。
79日目 断熱検査
県民共済住宅の断熱検査が入りました。
県民共済住宅は、一般財団法人さいたま住宅検査センターに依頼しています。
ですが、我が家は別でホームインスペクションを依頼しました。
住宅コンサルティングのアネストに依頼しました。
新築の工事についても診断するコースがあります。
コストはかかりますが、不安な方は入れるといいと思います。
1回コースで66,000円です。
正直高いですが、
- 断熱材の施工不良が多いこと
- 特にグラスウールは、正しい施工方法をされていないと効果を発揮しない
以上の点で安心を買いました。
断熱材以外にも、現時点で見れる範囲でいろいろ見て頂けたので結果的に満足です。
- 午前:アネスト
- 午後:一般財団法人さいたま住宅検査センター
のスケジュールで調査しました。
両方とも監督が同行してくれました。
まずは依頼したホームインスペクションの作業からご紹介します。
光を当てながら入念にチェックしていました。
現場は足場を組んでいて暗いので、しっかり確認するために光を当てるのは確かに有用です。
断熱材の品番についてもチェックしていました。
現時点での建物の傾き(柱・床)についてチェックして頂きました。
2階の天井部分を目視確認して頂きました。
現時点では、天井部分に断熱材施工はまだないので、雨漏りの跡がないかの確認となりました。
断熱材施工前なので、裏側がしっかり見えます
何日か雨が降ったので、もし漏れなどがあればこの時点で発覚することになります。
ですが我が家は問題ありませんでした。
瓦屋根の施工について、確認して頂きました。
約2時間のチェックとなりました。
結果は現地で教えてもらい、後日写真付きの調査結果も送られてきました。
結果的に不良箇所はありませんでした。
あらかじめ断熱材の施工については、第三者機関を入れることを監督経由で大工さんにも伝わっていたようでより丁寧に施工してもらった可能性もあります。
人はチェックされるとなったらより力が入りますよね
もちろん第三者機関を入れないと手抜きするというわけではないですが
断熱材の施工チェックだけでなく、現時点で不良箇所がないか様々な観点でチェック頂けたのでとても満足です。
続いて午後は一般財団法人さいたま住宅検査センターのチェックです。
1階と2階のチェックをなんと5分で終わらせました。
大事な検査なのに…
5分で壁全部のすき間をすべて確認するなんて不可能です。
はっきり言ってずさんな検査と感じました。
自分の家を建てるときに同じように5分で済ませられるのか?
県民共済住宅への不満ではなく、一般財団法人さいたま住宅検査センター検査員への不満です。
午前中にすでに問題ないことをこちらで詳しく確認していたので、特に何も言いませんでしたが。
大事なのは、断熱検査があるから安心と任せるのではなく、施主も現場に行って実際に確認することです。
断熱材の施工チェックは入念に!
断熱材の施工不良は後から直すのはとても難しいです。
また他の方のブログでは施工不良と思われるケースも散見されます。
県民共済住宅に限らずです。
最後に参考になる動画をご紹介します。
ここまでの不良は、施主レベルでしっかり確認ができます。
家作りは県民共済住宅に限らず現場に通い、主体的にチェックすることが大切です。
素人目線でなかなか難しいことですが、少し勉強してチェックするだけでも大きな施工不良は防げます。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。
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