どうも白井です。
この記事では着工してから1か月の流れを解説します。
- 施主がどこをチェックするのか?
- 現地がどのように進んでいくか気になる
そんな方には参考になるかと思います!
正直専門的なことが多いので調べるのも難しかった・・・
チェックポイントについては、私が素人ながら調べながら実際に行ったポイントについてです。
参考にして頂けたら幸いです!
2日目 地盤改良
我が家は地盤改良が必要な土地でした。
地盤改良高い!
地盤改良については、こちらの設計打ち合わせの記事に詳しく書きました。
地盤改良についてはコストダウンできたので本当に良かったです。
我が家の場合ですが、環境パイル工法に変更することで15万円以上減額になりました!
現地の様子です。
杭を打つ場所をマーキングしています。
白の十字部分に打つようです。
地盤改良は一日で終了しました。
杭がしっかり入っています!
しっかり地盤改良できたので、沈下の心配はなくなりました。
10年の沈下保証が県民共済住宅ではデフォルトで付いてきます
8日目 遣り方
遣り方とは、建物の位置・基礎の高さ・水平などを決める工程で、地縄張りの外側(50~100cm程度はなれている)に杭や板を張り巡らせる作業だそうです。
我が家も木の柵ができていました。
遣り方が水平になってなかったり、直角でなかったりするのが目視で確認できるくらいの場合はあわせて監督に伝えたほうがいいと思います。
水平器で測ったり、分度器で測ったりまでする必要はありません。
15日目 掘り方
掘り方とは基礎を作るために地盤を掘削する作業のことだそうです。
差し入れはドリンクです。
この日はユンボで一人で作業されていました。
杭が入っているので、気を付けながら作業されていました。
土地を掘るとガラが出ることがまれにあるようです。
ガラがあるような場合はしっかり処理してもらったか監督に確認すると安心です。
17日目 捨てコン
防湿シートが張られて、捨てコンと言われる打設が行われていました。
地面の上に基礎を作るのではなく、防湿シートを敷くのは初めて知りました。
べた基礎の場合、防湿シートを施工しない場合もあるそうですが県民共済住宅はコストカットせず防湿シートを施工していました。
ローコストなのに、こういうところでもハイクオリティです。
また鉄筋もたくさん現地に置かれていました。
鉄筋もしっかりした太さのあるものでした。
防湿シートの破れは施主がみてもすぐわかりますので、ぜひチェックしてみてください。
破れがある場合はテープで補修して頂けるかと思います。
捨てコンについては、基礎の強度に関係ない部分なので、あまり気にしなくて問題ないでしょう。
他社の場合、捨てコンは省略される場合もあるようです。
20日目 基礎配筋 準備
現場に行ってみると休みでしたが、配筋の準備が進んでいました。
まわりを鉄板で囲っていました。
まわりの板は木製と鉄製のどちらかを使用するそうです。
繰り返し使える鉄製の鉄板が最近は主流だそうですが現場によって違うかもしれません。
21日目 基礎配筋
配筋ができていました!
サイコロのようなブロックはスペーサーといいます。
コンクリートの厚さを確保するために重要です。
スペーサーが等間隔で並んでいます
鉄板のまわりは木で固定されていました。
打設するコンクリートの圧力で広がらないようにする役目があります。
配筋の幅をすべて測ったり、スペーサー間隔がすべて正しいか測るなどは、施主がセルフチェックするレベルを超えていると思います。
なので最低限のチェックポイントとして挙げさせてもらいました。
我が家ではスペーサーの一部が斜めになっていたので、監督に指摘しました。
スペーサーが斜めになっていたのでは、正しい幅より薄くなってしまいます。
コンクリート打設時にスペーサーを調整頂いてからの施工となったので指摘してよかったです。
またスペーサーは910mm間隔以下が基本のようなので、極端に少ない部分がないかの確認もするといいでしょう。
スペーサーはだいたい1m間隔!
継手とは、鉄筋と鉄筋の端が繋がる部分のことです。
施主がチェックする際にミリ単位でチェックする必要はないと考えますが、極端に短い場合は監督に確認しましょう。
水回り部分に配管があると思いますが、この配管と鉄筋が接してないかもぜひ確認してください。
配管と鉄筋が接していると、鉄筋まわりにコンクリートが打設されず、空洞ができ錆びの原因にもなります。
我が家の施工では配管と鉄筋の部分にスペーサーが設置されていて、かぶり厚が確保されるようになっていました。
配筋のチェックは施主がやるには正直難しいと感じました・・・
県民共済住宅では配筋検査が第三者機関によって行われますが、心配な場合は他社のホームインスペクションを依頼するのも手だと思います。
26日目 配筋の検査!
県民共済住宅では配筋の検査を実施しています。
立ち合いたかったので監督にあらかじめ開始時間を確認していざ当日!
5分前に到着したのですが、監督代理の方だけがいて、
「もう配筋検査終了しました」
とのことでした。
なので
- どのくらいの時間をかけてチェックしたのか
- どのような項目をチェックしたのか
は不明です。
平日に時間を作ってきているのに、意味ないやん・・・
なので私の主観ですが、第三者機関による検査は正直あまり信頼していません。
29日目 基礎の底盤部分のコンクリート打設
いよいよ底部分にコンクリートを打設していきます!
写真に写っているのが、圧送車です!
生コンミキサー車から圧送車に生コンを移して、圧送車からコンクリート打設していきます。
ゾウの鼻みたいだなーと吞気に考えていました。
生コンミキサー車待ちです。
ミキサー車到着!どんどん流れ込んでいきます。
生コンのポンプを持つ人と、バイブレータでコンクリートを隅々までいきわたらせる人の2名体制で家周りから打設していきます。
右上に小さく映っていますが、配管の近くにある青色の部分が前章で説明した配管のスペーサーです。
玄関部分に入りました。
夜現場に行ってみると、乾燥防止のためにブルーシートが張ってありました。
ちゃんと固まってくれることを願います。
季節にもよりますが、
なお雨予報です・・・
バイブレータを使ってコンクリートの空気を抜くことが重要なようです。
県民共済住宅ではしっかり対応して頂けると思いますが、念のために確認してください。
2人で施工している様子なら大丈夫です。
コンクリート施工してから3日以上置くのが望ましいとされています。
しっかり強度がでてから立ち上がりの打設に移りたいところです。
あらかじめ監督にコンクリート打設のスケジュールを聞くことをおすすめします。
コンクリート打設の現場を見る機会はなかなかないので、可能なら見学することをおすすめします。
プロの仕事は見ていて圧倒されます!
1か月で基礎ができてきました!
1か月で底部分のコンクリート打設まで進みました。
正直あっという間に進んでいくという印象です。
また今回参考にさせて頂いたサイトもあわせてご紹介します。新築の工事の流れやチェックポイントが細かく記載されています。
施主でできる範囲でいいので、チェックするといいでしょう。
我が家でも指摘して対応頂けたので、任せっきりよりできることは確認するのがおすすめです。
ただ度を過ぎたチェックは職人さんへの不信感にもつながるかなとも思います。クレームを入れるというより下手に出ながら心配なので確認してもらうというニュアンスのほうがいいと思います。
参考になれば幸いです。
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