どうも白井です。
今回は確定した間取りについてご紹介しようと思います。
- 間取りについて検討中の方
- いろんな間取りを見て勉強中の方
- 他の家の仕様が気になる方
そんな方には特におすすめの記事です。
ぜひ参考にどうぞ。
県民共済住宅でできる工夫を色々取り入れたつもりです!
私もいろんな間取りを見て、参考にさせてもらいました!
仕様については現在できないものがあったり、設計士によって対応が違う「県民共済住宅あるある」も含まれていると思うので参考程度にして頂ければと思います。
我が家の要望ポイントとスペック紹介
我が家が間取りに重視したポイントをまずはまとめました。
1階については以下通りです。
- 土間とただいま収納
- リビング吹き抜け
- 広い洗面台
- 洗面室と脱衣場を別の部屋に
- 室内干しに対応する
- トイレはLDKから扉2枚挟む
- LDKに隣接した和室スペースで1階完結型の間取り
- スタディスペースをLDKに作る
- カップボードとキッチンの間を十分なスペース確保
- 冷蔵庫の使いやすさ重視
- パントリー用の収納スペース設置
- 全体的に収納を各場所に設置
- 回遊性も確保
1階は要望たっぷり!
なかなか間取りを作るのが大変でした
延床面積が35.28坪です。
吹き抜け部分は階段部分の吹き抜け部分も合わせると6畳です。
2階廊下部分も1階から見えるので、視線が抜けるためさらに開放的に感じるかと思います。
ちなみに階段部分の吹き抜けは料金がかかりません。
なので我が家の場合は吹き抜けのオプションは1.84坪となり、207,920円のオプションでした。
吹き抜け単価:1坪113,000円
1階
1階の全体図です。
- L字型のLDK
- 和室
- 洗面と脱衣場を別に
- リビング階段、階段下をスタディスペース・ロボット掃除機スペースに
- お風呂は1坪タイプ
- 土間収納を1畳とただいま収納
といった感じです。
水回り部分は回遊性のある間取りにしています。
水回りの部屋は回遊性を持たすと便利になります。
様々な間取りを見る中で、水回りの導線は特に重要だと気づきました。
ホールの面積は最小限にしています。
我が家では、LDKの大きさを重視しています。
1階だけでも最低限暮らせるような間取りも意識しました。
では各部屋について、それぞれ詳しく解説します。
玄関スペース
まずは玄関ポーチについてです。
我が家のメインアプローチですが、玄関の左側です。
サブの導線が右側です。
メインアプローチについては階段も含めて外構工事で検討したかったので、階段は作っていません。
サブの導線については1段だけ作っています。
玄関を開いてすぐ落ちないように、玄関ポーチの広さは取りましょう。
玄関ポーチは標準の大きさが決まっているので、標準内でなるべく大きくするのがコスパいいです!
続いて玄関ホールについてです。
入ってすぐのところにグラビオエッジを施工しています。ダウンライトで照らす予定です。
グラビオエッジについては、こちらの記事で紹介していますので、あわせて参考にどうぞ。
また土間収納が1畳取られています。
土間収納の隣りはただいま収納としてクローゼット仕様の収納となっています。
標準の玄関収納はダイケンのコの字型収納にしました。
ウッドワンの玄関収納も木の質感が良かったのですが、トリニティのバーチ柄がグレーの色なのでデザイン重視で色合いの合うダイケンにしました。
玄関框の部分は斜めにしてあります。
直線より斜めのほうが長さを取れるので、狭い玄関の場合は取り入れると少し広く感じられます。
キッチン
まずはキッチンです。
キッチンとカップボードの間を1170mm取っています。
我が家の場合、
- 2人でキッチンに立つことも多い
- フロントオープン型の食洗器を導入した
以上の理由より広くしてあります。
一般的には1000mm取れれば十分です。ショールーム訪問のときに確認してみてください。
特にクリナップのショールームが確認しやすかったです。
上記画像のように、床にものさしがありました!
クリナップのショールームについては、こちらの記事で解説しています。
パントリーは独立した部屋ではなく、カップボードの横に可動棚として設けました。
パントリーの使用用途の主な目的は、保存期間の長いものや毎日までは使わないホットプレートの収納などです。
なのでキッチンの奥に配置しています。
優先順位で場所を決めています!
また正面入ってから冷蔵庫が見えないように&ダイニングからのアクセスも近い位置を意識して設計しています。
冷凍庫の隣りがゴミ箱スペースで、同じく正面から見えないようにしています。
収納ラボさんの記事から引用させてもらいましたが、カップボードの下にゴミ箱スペースを設けるのは個人的にはナシです。
シンプルに使いにくそうなので、ゴミ箱スペースは間取りで確保するのが個人的にはおすすめです。
大型トイレ収納と書いてありますが、じつはトイレ収納はトイレ以外にも付けられます。
1階のトイレには収納をすでに間取りとして設けているので、トイレ収納をキッチンに移動させています。
移動したトイレ収納はゴミ箱のそばに配置しています。なのでゴミ袋やビニール紐などを収納する予定で考えています。
ゴミ箱にも専用スペースを設けるのが吉!
カップボードの左隣りには冷凍庫を置く予定です。
現在冷蔵庫とは別に冷凍庫を使っていますが、本当におすすめです。
安い時にたくさん買って保存できます
キッチンの天井ですが、下がり天井にしてあります。
ただし天井高が標準の2450mmなので、キッチンの下がり天井は50mmしか下がっていません。
これ以上下げると、レンジフードが下がって気になる可能性があると設計士に指摘されたためです。
我が家の場合、下がり天井の面積が大きいです。なので下がり幅が大きいとかえって圧迫感を感じるので下がり幅控えめです!
下がり天井部分に廻り縁が入るのが嫌なので、設計時に記載頂きました。
キッチン横の壁にはスイッチニッチを設けました。
ダイニングからも近いので、使いやすいかと思います。
スイッチニッチについては、私が作図して大工さんに直接渡しました。
大工さんは具体的な数値を知りたいそうです
設計図はこちらの無料ツールで作成しています。
ダイニング・リビング
テレビ裏にグラビオエッジを施工しています。
テレビ裏にエコカラットやグラビオエッジを施工するのは、定番になりつつありますね。
決して安くはありませんが、注文住宅感がでるのでおすすめです
リビングを吹き抜けにして、階段もリビングに設けました。
階段は幅広にしています。差額41,000円です。
リビング階段にすることで、廊下の面積が最小限になり、延床面積が減らせます。
また吹き抜けにオシャレな階段があるとデザインのアクセントになるのでおすすめです。
階段の手すりは三協アルミのアミスにしました。詳しくはこちらの記事も参考にどうぞ。
階段下を、
- 和室の収納
- スタディスペース
- ロボット掃除機スペース
の3つの用途で活用しています。
階段下をうまく使うことで、延床面積を減らして節約することができます。
階段下部分については、設計士に展開図を作図してもらいました。
スタディスペースの机については、県民共済住宅で用意のある集成カウンターで造作してもらいます。
材料費13,600円+大工手間2,600円なのとてもお得です。
集成カウンターの大きさは奥行600×厚さ30×幅1950です。現場でカットして使うようです。
造作も県民共済住宅価格!
またロボット掃除機スペースは奥行が深いとかえって使いづらいので、500mmの深さで指定しました。
LDKについては、風通しの良さも考慮しています。
我が家の風向は南東から北西にかけて風が流れることが多いようです。
風向については、こちらの記事の一部で解説しています。
風向をある程度考慮しながら、部屋の対角線上に風が流れるように窓配置しています。
- ダイニング窓→キッチン
- ダイニング窓→和室
- ダイニング窓→2階吹き抜け
特に「ダイニング窓→2階吹き抜け」の導線は、縦方向の風通しを考慮しています。
風通しについて、平面的に考えるだけでなく、立体的な空間として設計するとより快適な空間となります。
部屋の対角線上に窓配置すると換気されやすい!
ダイニングに設けた可動棚の収納ですが、1マスではなく半マスの奥行で作っています。
そしてトイレ側も半マスの奥行で収納を用意しました。
1マスの奥行ほ小物を入れるには深いです。
なので半マスの可動棚を複数箇所に設けるのはおすすめです!
必要な場所に必要な大きさで!
和室
和室は将来2人で寝ることのできる大きさということで4.5畳としています。
1階完結型の間取りを想定しています
畳はオプションで、フチなしの畳です。
和室の収納については、もう少し奥行が欲しかったのですが、スタディスペースの広さを優先したのでこの形になっています。
できれば1マス分の奥行が欲しいですね
和室には床の間がないので、代わりに大型のニッチを作って部屋のアクセントにしたいと考えています。
展開図も作成して頂きました。
このような床の間のデザインをイメージしてニッチを作っています。
ニッチ部分にアクセントクロスを入れて、ダウンライトで照らす予定です。
ニッチでアクセントデザイン!
和室の扉はオプションでとても高かったので、扉はつけていません。
あとでロールスクリーンをつけようと考えています。
1階トイレ
1階のトイレは可動棚による収納を設けました。
トイレの収納って案外だいじですよね
ペーパーホルダーは施主支給する予定です。
ペーパーホルダーを施主支給にすると手すりをどうするか問題がでてきますが、県民共済住宅で使われている玄関の手すりを追加でトイレに付けることで解決しました。
お値段なんと1400円です!
TOTOやパナソニックの手すりも考えましたが、高価なのでやめました。
県民共済住宅の標準手すりの追加がとても安いので、バリアフリー住宅にしたい場合は欲しいところに手すりを追加するといいなと感じました。
トイレのパイプファンの取り付け位置を下げてもらいました。
臭い空気は下にたまるので、パイプファンを天井につけるとトイレ全体に匂いを広げてから排気することになります。
効率的に匂いを排気!
1階と2階トイレの床は、リリカラのLYタイルLYT-83751にしました。
他の方がダイケン ハピアフロアの色違いをオプションで入れていたのですが、我が家の場合NGでした。
何度か交渉して、リリカラの床なら入れられるということだったのでリリカラのタイルを採用しました。
ただリリカラのタイルも断られている方が多いので、基準は正直わからないです。
洗面所
洗面所にはルミシスを入れています。
詳しくはこちらの記事を参考にどうぞ。
2畳の部屋に設置しているので、間口が1650mmの洗面台となります。
県民共済住宅の坪単価が安いからこそ、入れられたオプションだなと感じています。
ルミシスは総合ランキング1位!
【2021年版】プロ300名がおすすめする人気洗面化粧台ランキング
洗面台の横壁は筋交いなのですが、筋交いを避けてニッチを作ってもらう予定です。
またオプションで換気扇を追加しています。
換気扇が28,000円で換気扇ダクト配管費が8,800円でした。
機種は上記のものとなるようです。
洗面所と脱衣室の床は共通でリリカラLYタイルのLYT-83774を採用しました。
光沢がなく、少しザラザラしているので濡れても滑りにくいと感じました。
脱衣・ランドリールーム
脱衣室はいわば、「生活感を存分にだしていい場所」として作っています。
LDKや洗面スペースの生活感をなるべくなくすには、生活感を出していい場所をあらかじめ作ることがおすすめです。
脱衣室は主に洗濯スペースになっています。
ホスクリーンを4本設置して干せるようにしています。
我が家はベランダがありません。
なので脱衣室に基本は干す形になります。
造作のカウンターをL字型の棚受けで設置してもらっています。
何かと便利なカウンター♪
またファミリークローゼットとまではいきませんが、衣類の収納もできるようにクローゼットスペースを設けています。
下着や部屋着を置けるようになっています。
床下収納は使う予定がないので、導線上を避けて設置しました。
幹太君も考えたのですが、ランニングコストも考えて導入は見送りました。
1回63円で毎日使うと、幹太君だけで1か月約1900円かかる感じです
ドラム式洗濯機が置けるだけのスペースは確保しているので、太陽光パネルを載せたら電気式で乾燥させるのもありかなと考えています。
浴室
浴室はTOTOのサザナです。1616サイズです。
1620サイズにしなかった理由は、1620サイズにしてもオプションにしなければ浴槽の大きさを変えられなかったからです。
また0.25坪は坪単価で約8万円です。
8万円あれば別のオプション入れられるなーと感じました。
結果、1616サイズで十分だったので1620サイズにはしませんでした。
浴槽のエプロンを人大に変更して、扉を片引戸にしています。
また浴槽の手すりが標準で付くのですが、位置を浴室に入ってすぐの場所に縦手すりとして設置してもらうように指定しました。
標準で付く手すりの位置は変えられます!
おそらく標準だと浴槽の横に横手すりとして設置されます。
立面図
立面図です。
引き違い窓が上下で微妙に合ってないのが気になりますが、構造的にしょうがなかったのでこのようになりました。
1階の引き違い窓はダイニングの窓に当たるので、将来的に外構で目隠しを付けたいと思います。
立面図だとそんなにオシャレではないと思いましたが、実際に建築が進んでみると瓦の雰囲気だったり思ったより家が大きく見えたりで愛着が湧いています。
東立面図(画像右上)の部分が人通りの多い歩道のある部分なので、窓のラインが揃うように意識しました。
東立面図の左下部分は壁だけなので、植栽をライトアップして影を映し出すスペースにしても面白そうかなと考えています。
太陽光パネルを将来的に載せると思うので、切妻屋根にしました。
私の屋根デザインの好みは寄棟で、軒が出ている屋根が好きですが。
積水ハウスや住友林業の屋根がかっこいい
屋根については、屋根形状がなるべくシンプルになるように間取りを考えました。
屋根形状が複雑になると、谷になる部分が生まれて雨漏りのリスクが増えます。
雨漏りはこわい・・・
県民共済住宅では、屋根の換気についてもしっかり計算されています。
切妻屋根は棟の長さが一番ながくなるので、換気計画に有利です。
いろんな間取りを参考にあなたの間取りをブラッシュアップしよう
1記事で1階と2階を紹介しようと思っていたのですが、長くなったので今回は1階と立面図のご紹介でした。
ここまで長くなりましたが、ご覧いただきありがとうございます!
間取りの答えは住む人のライフスタイルにあると考えています。
また土地形状によっても様々です。
なのでいろんな間取りをみて、「これいい!」と思うものを取り入れながらブラッシュアップしてください。
また県民共済住宅の施主ブロガーはこだわっている方が多いです。
検索すると他の方の間取りをたくさん見つけることができるので、ぜひ探してみてください。
次回は引き続き2階について解説しようと思いますので、お楽しみに!!
間取りの初期案についてはこちらの記事でまとめています。
間取りについては、設計士との初回打ち合わせが始まるまでに色々作成していました。
3Dマイホームデザイナーを使用していろいろシミュレーションしましたが、とても便利で手放せない存在でした。
間取りを作成するだけで屋根の形がわかったり、3Dシミュレーションができたり本当に参考になりました。
3Dマイホームデザイナーは、Amazonのランキングでも1位の実力派ソフトです
以上間取りのご紹介でした。
参考になれば幸いです。
♪
▼間取り作成でよく言われる回遊性について記事にしています!
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